24/10/03

介護の現場は今の時代とても深刻な状況になっています。それは、介護の仕事をしたいと思う人やしている人が介護を受けたいと思っている人に比べて圧倒的に少ないという事です。それぞれの人数がニーズに比例していないので、介護をする側の人達の負担が大きくなってしまっています。一人が担当できる高齢者は限られてしまうので、そうなると介護を受けたいと思っても施設の事情で受けられないケースが多いのです。無理に高齢者を受け入れてしまっても、満足のいくサービスができないままになってしまうのでどちらにとっても良くない状態が続きます。必要としている人は沢山いますが、施設側も介護を受ける人、介護をする人がお互いに気持ち良く過ごせる環境を作る事を優先しています。そうする事で皆の満足度が高くなるので雰囲気も良くなります。

介護という職種は、知らない高齢者を介護していく事になるので介護をする側の負担も相当に大きいものです。普通の接客をするのとは訳が違います。中には認知症の方も多いので、そういう人の相手をするのはそれだけでもとても大変です。家族では手に追えないという状態で預けに来る人が多いので、それだけ一人に対しても沢山体力も精神力も使う事になります。その為に、仕事をする上で感情を表に出さないという方法を実施している人も多いほどです。笑顔はもちろん大事ですが、あまり感情移入して仕事をしてしまうと後々大変な思いをする事にもなります。